今日から小学生の子供達も夏休み。
学期末に1学期のカラーテストの結果がまとめて返されてきたのだけれど、小学校2年生の次女の算数の点数がとっても微妙。
70点台のテストがちらほら目につくので、そろそろテコ入れが必要そうです。
長女にはだいぶ手をかけて勉強を見てあげたりしてたのでそんなことはなかったけれど、次女の勉強は放置気味だったせいか基本がまだできていないだったので、しっかり基礎を作るべく勉強プランを考えやってもらうことにしました。
くじら家は塾には通わせず自宅学習で乗り切るのが基本。
今回もその方針は変えずに、自宅学習でしっかり勉強してもらおうと思っています。
そんなわけで、今回は小学校2年生の次女の算数の勉強内容や方針、勉強を継続させるためのコツを紹介していきます。
- 小学校低学年の算数ってどうやって勉強させたらいい?
- 小学生の先取り学習はさせた方がいいの?
- 家だとなかなか勉強してくれないけどいい方法はない?
こんにちは、3姉妹の父のくじら(@kujira_525)です!
自分の中学受験の経験をベースに子どもたちには “塾無し中学受験”にチャレンジしてもらっています。
小学2年の算数力をアップさせるための勉強
今回は小2の次女の学校の算数のテストが70点という結果が気になったわけなのですが、対策を講じる側としてはかなり悩ましい点数だなと感じます。
と言うのも、40点なら根本的にわかってないよなとすぐにわかるんですが、70点くらいの場合はなんとなくで解けたり、解けなかったりなので「これがわかってない」というのを見つけにくいからです。
でも、テストの結果をよく見てみると、うちの次女の場合は基本的にたし算と引き算の計算ミス。
特に以下の3点に改善の余地があると思いました。
- 繰り上がり / 繰り下がりのある計算
- 足し算なのに引き算をしている (逆もある)
- 特定の計算だけ苦手 (次女の場合は 9 + ▢ の計算だけやたらと間違える)
計算ミスってほとんどが何かしらのケアレスミスなので、「あー、もったいない。次は気をつけようね」で終わってしまうことが多いのですが、それだといつまでだっても改善しません。
もう1回言いますが、計算ミスはちゃんと対策しないといつまでも直りません。
なので、しっかり計算ミスが多い時はその原因を見つけてあげる必要があります。
すごい細かい話になりますが、もう少し深掘りしていきます。
繰り上がり / 繰り下がりのある計算
まず1つ目は繰り上がり / 繰り下がりのある計算で筆算の問題だったり、文章題の中で自分でひっ算をするケースでした。
ひっ算は長女の時も最初苦戦したので、子どもたちにとっては難しいもののようです。
うちの次女の場合は大抵以下の2つが原因でした。
- 繰り上がりで小さく書く添字が計算に含まれていない (引き算の繰り下がりの場合も)
- 繰り上がりで書くべき添字を書いていない (引き算の場合は繰り下がりで数字を変えていない)
添字と言っているのは1ケタ目で繰り上がりがあったときに2ケタ目に書く1とか、1ケタ目の引き算ができない時に2ケタ目から10を借りてきて…の時に2ケタ目に書いてある数字を消したりするあれです。
長女の時もそうでしたが、ひっ算問題の添字は鬼門でだいたいこのあたりが原因です。
- 字が汚くてごちゃついちゃうので計算し忘れてしまっている
- 最初からひっ算がプリントされている問題だと自分で書いた添字が目に入らない
- ちゃんと繰り上がりの計算はできたのに添字を書き忘れてしまう
なので、添字を意識させる、意識できるように大きくきれいに書くというのが突破口になります。
これについては本人にもしっかり説明して話し合い、添字の書き方をルール化することにしました。
具体的には、この3つをルールにすることにしました。
- 添字は上の段のさらに上に大きく書く
- 繰り下がりもしっかり斜線で元の数を消して上に大きく書く
- 繰り上がり/繰り下がりの場合は添字を書いてから答えの方を書く
足し算なのに引き算をしている (逆もある)
これは最初からひっ算がプリントされている問題で発生しているんですが、今まで解いていた問題がたし算だと、問題をよく見ずに次の問題も流れでたし算で解いてしまうというパターンでした。
次女は感覚で算数を解いていくタイプなので、問題もちゃんと見ずに雰囲気で解いてしまう癖があります。
文章問題でも、「りんごが◯個、バナナが△個あります。全部で…」みたいな問題だとしたら、◯と△の数字だけ見て適当にたし算したり引き算したり解く感じです。
これが良く働く時もあるんですが、計算問題はちゃんと問題を見てとか無いとダメです。
なので、問題をちゃんと読むという意識付けが必要なパターンですね。
これは “ちゃんと読む” が意識しにくいところなので、計算問題については必ず + なのか – なのかを確認してから解くようにしようというのをルールにしました。
特定の計算だけ苦手 (次女の場合は 9 + ▢ の計算だけやたらと間違える)
これは例えば 9 + 3 だったら 13 を答えにしてしまうような感じで、なぜか+9の計算は+10っぽく解いてしまう変な癖でした。
8 + 3 ならちゃんとできるんですが、9 が出てくるたし算だけ間違えます。
これはなんだか変な癖がついちゃってるんだろうなとしか思えないのですが、これはルール化では対応できないケースです。
なので 「次女ちゃんは9の計算だけ気をつけなければいけないよ。他のは大丈夫だから9のときだけ意識して計算してね」と伝えてみました。
9 が出てくる計算に対して意識付けするような目的で話したんですが、本人も「たしかに+9よく間違えてるね」と納得してくれたので、目的は果たせたんじゃないかなと思います。
計算問題は数をこなせば結果がついてくる
計算問題に対するルール作りと意識付けができたので、後は忘れないうちに実践してもらうだけです。
計算問題は数をこなしていけば身につくものなので、しっかりできるようになるまでひたすら練習あるのみ。
これは公文が効果を証明してくれているように、繰り返しやっていれば身につくまでの時間は個人差がありますが、そのうち身についてきます。
英語と同じで毎日やった方が身につきやすいので、始めるまでがおっくうにならないように1枚あたりの問題数が多すぎない問題集を選ぶのがポイントです。
5分間計算ドリルは1枚あたりの問題数が少ないのでちょうど良かったです。
もう1冊のできるがふえるドリルの方は少し問題が多めですが、自分でひっ算を書く問題も用意されています。
(こっちのドリルは裏面もあるので1枚やると40問くらいになります)
今回2冊買ったのも実は僕なりのテクニックなのですが、子供ってできれば勉強なんてしたくないので「やりなよー」って言っても始めるまでに時間がとってもかかるじゃないですか?
でも、すぐに1枚やり終えられるドリルがあると意外とすんなり始めてくれるんですよ。
5分間計算ドリルは実際は2分くらいで終わる分量なので、「5分間計算ドリルならすぐ終わるし、とりあえずこっちからやっちゃおうか」って言うとすんなりスタートしてくれるんです。
勉強を始めてしまえば、問題数が少し多いできるがふえるドリルの方も流れでやってくれるので、こんな風に噛ませ犬みたいなドリルも一緒に買っておくのが我が家のセオリーになっています。
どちらのドリルも Amazon でも買えるので、よかったら試してみてください。
計算ドリルをやるときのポイント
でも、ただ単に計算ドリルをやるだけではもったいないので、せっかく決めたルールは毎回ドリルをやる前に本人に伝えるようにしました。
もちろん毎回つきっきりでやれるわけでもないので、その時は答え合わせの時に一緒に決めたルールの話をして、添字がしっかり大きくかけていたら「おー、ちゃんと大きくかけてるじゃん、えらいえらい!」って褒めてあげたり、「あー、9の計算間違えちゃったね。9の計算は気をつけながらちゃんと解いてた?」という具合にフィードバックも忘れないようにします。
大人もそうですが、誰かに褒めてもらえたり、間違えてくやしいと思えるのもフィードバックあってこそなので、ここはしっかり手を抜かず、親も一緒に勉強をサポートしてあげるのが大事だということを忘れないようにしなければいけません。
最初にできていない理由を探してルール作りや意識付けをしようとしたのも、このフィードバックをしやすくするためのものなので、手間ではありますがこのステップを守るようにしましょう。
そしてもう1つのポイントが勉強のボリューム。
今回用意したドリルもすんなりやれると30分くらいで終わるくらいの分量なので、ちょっと足りないかなー、もっとやらせたほうがいいんじゃないか?と親としては思ってしまうところもありますが、だからといって今日は2枚やらせようというのはしないようにしています。
大人だってせっかく早く終わらせたのに仕事を追加されたら嫌ですよね?
早く終われば自由な時間が増えると思ってもらった方がモチベーションにもつながるし、だからこそ毎日コツコツ勉強する習慣が身につきやすいので、早く終わったらその点もしっかり褒めてあげて次の日の勉強につなげましょう。
小学生の算数の先取り勉強はした方がいい?
ちょこっと話は変わりますが、小学生の先取り学習って必要だと思いますか?
くじら家の場合、長女は算数だけは先取りした方が後々楽だから。。。と思って、小学校3年生の間には算数検定6級(小学6年生レベル)まで取り終えるような感じで先取り学習をしました。(本人もがんばるーって言っていたので)
少数や分数など苦戦しながら一緒に勉強して一度も不合格にならずに頑張ってくれたのですが、実際のところはその単元を学校でやる頃にはやり方忘れちゃってたんですよね。
なんでもそうですけど、普段から使わなければせっかく勉強してもすぐに忘れちゃいます。
多少の理解はあるのでその後の勉強で躓くことはありませんでしたが、当時の大変さ(本人も親も)を考えるとちょっとやりすぎてしまったかなぁというのが正直なところです。
なので、次女にはその時に必要な勉強をしっかりやるという方向性に切り替えています。
例えば次女の2年生の場合、たし算と引き算についてはこの段階で復習もしているのですが、少しだけ先取りする目的でかけ算は2年生の1学期に覚えさせました。
たし算/引き算の復習を終えるとたぶんかけ算も少し忘れてしまっていると思うので、そしたらまたかけ算の復習を同じようにドリルを買ってきてやろうかなと思っています。
計算力で大事なのはしっかりと基本を体に覚えさせることなので、1回やって終わりではなく少し時間を空けて復習するようにするのも大事だと思います。
他にも計算力の観点では計算のスピードを上げるのを目的にするのもいいですね。
例えばたし算なら100マス計算のドリルをやるのも効果的で、たし算が早くなると引き算も自動的に早くなります。
今、次女がやっている初めてのマス計算というドリルは最初から100マスではなく少しずつマスが増えていく仕組みになっているので100マス計算をやるのが初めてでも気負わずスタートできます。
これなら次女が苦手としている+9の計算も必ず出てくるので、同じような苦手な計算がある子にもぴったりです。
次女がやっているのは “やさしい” がついているバージョンですが、このシリーズは最初から普通の分量になっているタイプも学年別に用意されているので、100マス計算はやったことがある子はこっちからスタートしてもいいと思います。
家だとなかなか勉強してくれない時の対処方法は?
最後はおうち学習の最大の難関、「家だと全然勉強してくれない」「やれといってもなかなか勉強を始めない」問題について。
これはどこの家でもあるあるの問題だと思うし、子供の性格や生活習慣によっても違うと思うので、いくつかくじら家で使っている方法を紹介するので、同じ悩みを持っている方は試してみてくださいね。
- 勉強を始める時間を決める (4時から5時は勉強の時間と決める等)
- 勉強が終わったら好きなことをしていいルールを作る (ゲームや Youtube などは勉強の後にする等)
- ドリルが1冊終わった時のご褒美を決めておく (1冊終わったら好きな本を買ってあげる等)
勉強を始める時間を決める
1つ目は勉強を始める時間を決めること。
学校から帰ってきた後の勉強って精神的にしんどいので、なかなか帰ってきてすぐ勉強をスタートさせるのは難しいので、例えば3時に学校から帰ってきたら「4時から勉強ね」と前もって伝えておくようにします。
「ちゃんと今日の分の勉強してね」だけだと始めるきっかけを作りにくいので、「4時になったら勉強始めなければいけない」と本人に意識付けさせる目的です。
うちの場合、次女はアマプラやNetfilxでアニメが大好きで永遠に見ていられるタイプなので、学校から帰ってきたらアニメを見ているような時は「この話が終わったら勉強ね」と伝えて、エンディングに入ったら強制的にテレビを消すような方法も使っています。
この方法は休憩時間が終わったことを強く意識するので1番成功率が高い気がします。
勉強が終わったら、また続き観れるよって言うのもご褒美になります。
ゲームが好きな子にもぴったりかもしれません。
勉強が終わったら好きなことをしていいルールを作る
2つ目は勉強が終わるまで好きなことができないルールを決めること。
今日の宿題と勉強が終わらなければゲームもテレビも読書もNGにしてしまうルールです。
くじら家では1つ目のルールと併用して使っています。
家に帰ってきてすぐに勉強開始しなければいけないので心理的ハードルが高めなのですが、面倒なことは先に終わらせる癖付けにもなるのと、1つ目のルールの方が良かったなと感じるのでカンフル剤として使います。
このルールを使ってもゴロゴロし続ける時もありますが、やっぱり怒ってはだめ。
その日はダメでも次の日も同じルールならそのうち勉強するようになるので、しばらく様子を見ましょう。
ドリルが1冊終わった時のご褒美を決めておく
3つ目はドリルを1冊やり終えた後のご褒美を事前に決めること。
そんなに高価なご褒美を用意する必要はないので、子供の好きなものをご褒美に用意してあげることでドリルに対するモチベーションが上がります。
くじら家の場合、長女も次女も本を読むのが好きなので、ドリルが終わったら好きな本を1冊買ってあげるのが定番になっています。
低学年の子なら付録つきの雑誌とかでもいいですが、次女の最近のリクエストはこの辺のシリーズが多いです。
生きもの系シリーズは細かい補足とかがいっぱいあったりで読むところが多いので、読書の敷居も低くなるのがいいですね。
おばけずかんシリーズは最近人気なんですかね?
図書館に行ってもほとんど借りられちゃってるのですが、お化けごとの短編がたくさん入っている本なので、こちらも読みやすくておすすめです。
終わったらのご褒美は勉強を頑張った証にもなるので、何か喜ぶものを与えてあげましょう。
でもやっぱり勉強を見てあげられる時間がない。。。
くじら家は僕もフルリモートで妻も専業主婦なので、比較的子どもたちの勉強をみてあげやすい環境なのですが、やっぱりそれでも3人の子育てをするのは大変です。
でも塾は高いし、送り迎えも大変だし、、、ということで我が家ではZ会の通信教育を使っています。
- 小学生のタブレットコースなら3,000円台でリーズナブル
- ビデオ授業だから好きな時間にどんどん勉強できる
- 算数や国語だけじゃなく、英語やプログラミングが学べるコースもある
長女は小学3年生からZ会の小学生コースを始めたので次女も来年くらいからスタートしようかなと思っていますが、Z会は幼児コースもあるのでもっと早くからスタートすることもできます。
「Z会は難しすぎる。。」という口コミもたまに見かけますが、実際に長女がやっている内容を見てきましたが、レベル感としては進研ゼミの少し上くらいの印象なので全然そんなことはないし、少しひねった問題まで入っているというだけなので最初からいきなり難しいわけではないです。
進研ゼミは簡単すぎて結局やらなくなっちゃうケースも多いので、ストレッチできる要素も含んでいると思ってもらえればいいんじゃないかなと思います。
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うちも最初は資料請求からでしたが、特にその後の勧誘などは無かったのでそういった面でも安心なので、気になった方はひとまず資料請求だけしてみてくださいね。
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