<カメラ初心者向け>α6400用に初めて単焦点レンズを購入するならコレ!作例付きでレビュー | SONY E 50mm F1.8 OSS SEL50F18

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります

家族でお出かけしたり、日々の子どもたちの様子を撮影するのはもっぱらiPhoneを使っていた僕ですが、「もっと子どもたちの写真をきれいに撮りたい!」と思ったのがきっかけで、1年ほど前にSONYのミラーレス一眼の入門機にあたるα6400というミラーレス一眼を購入しました。

α6400は高倍率ズームレンズキットというズームレンズがセットになったものを購入したので、この1年はずっとこのズームレンズ1本で子どもたちの写真を撮ったりしながら楽しいカメラライフを送ってきました。

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

僕がこれまで使ってきた高倍率ズームレンズキットに同梱の E18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135) というレンズはズーム範囲がちょうど良く、子どもたちが走り回っていたりしていてもズームでちょうどいい距離感で撮影できたりと子供のスナップ写真を撮るのには適しているんですが、部屋の中だと写真が暗くなってしまったり、写真のボケ感も出しにくいなぁと感じる場面もありました。

そんな悩みもあってカメラやレンズについて調べるようになったのですが、どうやら単焦点レンズというものを使えば暗さやボケ感の悩みを解決できそうだということがわかったので、値段も手頃なSONYのE 50mm F1.8 OSS (SEL50F18) という単焦点レンズを買ってみました。

ソニー(SONY)
¥32,818 (2024/04/24 23:08時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

これがもうキットレンズとは全く違った世界が切り取れるレンズで、撮れる写真の明るさは段違いでとにかくボケる写真が撮れる撮れる!

改めてカメラで写真を撮る楽しさを感じることができたので、同じような悩みを持っている人の参考になればと思いこの記事を書くことにしました。

カメラ レンズのレビュー記事は専門用語が多くてよくわからないなぁと思うことも多かったので、この記事ではなるべく初心者でもわかりやすいような解説をはさみつつ、実際に僕が撮った写真も紹介しながら、今回購入したSEL50F18のレビューをしていきます!

この記事はこんな悩みをもつ人におすすめ
  • α6000シリーズ(6100, 6400, 6600 など)のカメラを使ってるけど、思ったようなボケ感の写真が撮れないんだよなぁ
  • 単焦点レンズって初心者でも使えるものなの?
  • 交換レンズを探しているけど、種類が多くてどれがいいのかわからない

くじら

こんにちは、3姉妹の父のくじら(@kujira_525)です!
せっかく3人も育てているので、子育て中のパパ・ママに有益な情報を伝えられたらなと思ってこのブログを書いています!

目次

SONY E 50mm F1.8 OSS (SEL50F18) の基本スペック

SEL50F18 の基本スペックはこんな感じになっています。

SEL50F18 の基本スペック
名称E 50mm F1.8 OSS
型名SEL50F18
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズAPS-C 専用フォーマット
焦点距離50mm (フルサイズ換算で75mm)
開放絞り F値F1.8
最短撮影距離38cm
手ブレ補正レンズ内手ブレ補正方式
ソニー(SONY)
¥32,818 (2024/04/24 23:08時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

価格は3万円くらいとカメラ レンズの中ではかなりお手頃な価格になっているにも関わらず、品質はかなり良いのでSONYの撒き餌(まきえ)レンズと呼ばれたりしています。

撒き餌 (まきえ) レンズって?

釣りをしている時に魚を呼び込む目的でエサを撒くことを “撒き餌” と言いますが、これになぞらえて比較的安い価格帯で写りが良い交換レンズのことを「撒き餌レンズ」と呼んでいます。

メーカーとしては「レンズキットしか持っていないカメラを始めたばかりのユーザーに交換レンズの楽しさを知ってもらおう」という目的で販売していて、まずは手の届きやすい価格帯のレンズを使ってもらい、これを足がかりにレンズ沼に引き釣りこもうという戦略で販売されているレンズというわけです。

撒き餌レンズって言い方の聞こえはあまりよくないかもしれませんが、逆を言えば安くて良いレンズなので初心者に向いているってことですね!

また、SEL50F18 はレンズ内手ブレ補正機能が付いているので、本体に手ブレ補正機能が付いていないカメラでも安心して使うことができます。

僕が使っているα6400もカメラ本体には手ブレ補正機能がないので、レンズに手ブレ補正機能が付いていたのもSEL50F18を選ぶ決め手の1つになりました。

SEL50F18 を α6400 に付けるとこんな感じで、小ぶりの α6400 にもぴったりサイズです。
フードを付けると見た目はちょっと大きくなりますが、使わない時は逆向きにしてレンズに付けておくことができるので持ち運びには全く問題なしです。

それでは、SEL50F18を使ってどんな写真が撮れるのか、実際に僕が撮った写真を使いながら解説していきますね!

焦点距離が50mmの中望遠レンズは子どもたちの表情がよく撮れる

SEL50F18は焦点距離が50mmの中望遠と呼ばれるジャンルのレンズなので、ピンポイントに風景の一部分を切り取るような写真を撮るのに向いています。

中望遠って?

“望遠” というと遠くのものが撮れるレンズのイメージがあるかもしれません。

これはたしかにその通りなんですが、少し見方を変えると望遠レンズは見えている範囲の一部分をクローズアップして撮れるレンズとも言えます。

写真の世界では画角という考え方があって、これは実際に写真に写る範囲のことを意味する言葉なんですが、望遠レンズの場合は遠くにある一部分を写真に写すことができるので画角が狭いレンズになります。

例えば、望遠鏡って遠くにある星を見れますけど、その周りの星は見えなくなりますよね。
これはつまり、望遠鏡 (レンズ) は見える範囲 (写真に映る範囲) が狭い、画角が狭いってことです。

逆に広い範囲を写せるレンズは “広角レンズ” と言われていて、その真ん中が “標準レンズ” と言われています。

画角はレンズの焦点距離によって決まる (厳密にはカメラのセンサーサイズも関係するのですが割愛します) ので、焦点距離が短いレンズなら広角のレンズ、焦点距離が長いレンズは望遠レンズに分類されるという感じです。

まとめるとこんな感じ。

  • 焦点距離が短いと広い範囲が映る (広角)
  • 焦点距離が長いと狭い範囲が映る (望遠)

で、話を戻して “中望遠” ですが、これは広角と望遠の真ん中の標準レンズよりやや望遠寄りのレンズのことです。
説明するとややこしい感じがしますが、標準レンズより少し被写体をクローズアップした写真が撮れるレンズというイメージを持ってもらえればOKですよ。

このくらいの焦点距離だとこんな画角の写真が撮れるんだなというイメージができるようになると、より写真を撮るのが楽しくなります。
こちらのニコンのページで画角と焦点距離について説明しているので、もっと詳しく知りたい方は読んでみてくださいね。

例えば、遊んでいる子供の表情を切り取るようなポートレート写真や、美味しい料理の写真を撮る物撮りの方が向いています。イメージとしてはこんな感じですね。

僕は家族写真を撮るのがメインで、旅行に行った時は食べた料理を撮ったりすることもあるのですが、中望遠のSEL50F18を使って撮影すると子どもたちの自然体な姿をメインにした写真が撮れたり、料理も1品にフォーカスした美味しそうな写真が撮れる(テーブルが散らかっていても映らないのも良い) が気に入っています。

逆に家族全員+景色を含めて撮影するような場合や、料理もテーブル全体を撮影したいような場合はかなり離れて撮影しないとすべてが収まらないので、場所によっては「これ以上は後ろに下がれない、全部が写真に収まらないなぁ」となるパターンが多いです。

これは50mmという焦点距離のレンズの画角の特徴なので、もっと広い範囲を対象に撮影することが多いのであれば焦点距離がもっと短いレンズの方が適しています。

例えば、以下のSEL35F18というレンズは焦点距離35mmの標準レンズで、SEL50F18と同等スペック/価格帯の撒き餌レンズなので用途的に35mmの方が適しているのであれば候補になると思います。

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

とは言え、「画角なんて使ってみないとよくわからん!」と思った方は、手元にズームレンズがあるならキットレンズでも大丈夫なので焦点距離を固定して画角のイメージを掴んでみましょう。

僕が使っていたキットレンズのSEL18135は焦点距離を18mmから135mmまで変更できるズームレンズなので、焦点距離を50mmに固定して子どもたちと公園に遊びに行き、「これくらいの距離感ならこんな感じの画角の写真が撮れるのか」というのを確認したりしていました。

使いやすい画角は撮影スタイルによって様々だし、ズームができない単焦点レンズは焦点距離を変えられないので、いろいろな焦点距離で撮影してどれくらいの焦点距離のレンズが使いやすいか見定めるとレンズ選びがしやすくなると思います。

とにかくボケるF1.8が写真撮影を楽しくする

1/50 秒 F1.8 ISO320 50mm

SEL50F18 のF値は F1.8 なので、被写界深度が浅いボケ感のある写真が撮りやすい
これこそ、カメラで撮った写真という感じですよね!

F値と被写界深度ってなに?

F値って聞いたことありますか?

F値はレンズから入る光の量を取り込む量を表していて、数が小さいほどたくさんの光を取り込みます。
たくさん光が取り込めるってことは、暗い場所でも明るい写真が撮れるってことですね。

カメラのレンズはそれぞれ使えるF値の最小値が決まっていて、例えば単焦点レンズのSEL50F18の場合はF1.8でこれはレンズの中ではかなり値が小さい(つまり明るい)レンズです。

一方でa6400のキットレンズになっているE18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135) というズームレンズの場合はF3.5からF5.6が最小値になっていて、ズームするほど設定できるF値の最小値が大きくなります。
つまり、全くズームしていない状態ならF3.5、最大までズームするとF5.6なのでズームするほど暗めの写りになります。

また、F値は被写界深度というピントが合う範囲にも作用して、F値が小さいほどピントが合う範囲が狭くなるのでボケ感のある写真が撮りやすくなります。
逆になるべくボケさせたくない風景写真を撮る場合はピントが合う範囲を広くするためにF値を上げて撮影するような使い方をします。

F値をコントロールて明るさとボケ感を調整しながら写真を撮るとカメラがより楽しくなりますよ。

上の猫の写真は F1.8 で猫の目に焦点を合わせて撮った写真ですが、体を含めた背景は完全にボケて猫の表情が際立った写真になっています。
よく見ると目より少し手前にある口元目より少し奥にある耳でさえ、既にボケ始めているのがわかると思いますが、F1.8だとこれくらい被写界深度が浅い写真が撮れるんです。

被写界深度の浅いF1.8で撮影すると、背景ボケになって被写体に立体感も出てきますね!

カメラを買った当初はちょっとボケ感のある写真が撮れるだけで楽しかったりしたんですが、慣れてくると「もっとボケ感のある写真が撮ってみたい!」と取り憑かれたかのようにやたらと背景ボケばかり狙うようになりました。

でも、僕がこれまで使ってきたα6400の高倍率ズームレンズキットの同梱レンズ (SEL18135) のF値は一番広角側で撮影しても F3.5 なので、背景が遠いようなシーンならボケを出せるんですが、上の猫やトカゲみたいな写真は撮ることができませんでした。

でもF1.8のSEL50F18なら、上の写真のとおりでめちゃめちゃボケ感が出せるので写真を撮るのが本当に楽しくなりましたよ!

上で紹介した作例は背景ボケばかりですが、他にも手前のものをぼかして撮影する前ボケだったり、クリスマスツリーのライトの光をぼかして撮影する玉ボケといった撮影方法もあったりとボケ感の世界は奥が深いので、いろいろ試行錯誤しながら撮影を楽しむことができるのがこのレンズのいいところです。

明るい単焦点レンズは暗い場所でも使いやすい

こちらは夏休みに子供たちと遊びに行った恐竜展に行った時の写真です。

うちの娘達は恐竜が好きなので毎年夏休みはどこかしらの恐竜展に遊びに行くのですが、化石をライトアップして展示しているので会場は暗いため、カメラ撮影にはなかなか悩ましい場所だったりします。

被写体が化石のように動かないものならばシャッター速度を遅くすることである程度明るく撮影することもできますが、今度は手ブレ問題が出てきたり、かといってISO感度を上げるとザラザラした写りの写真になってしまうんですよね。

シャッター速度とISO感度

シャッター速度はその名のとおり、シャッターを切るのにかける時間のことで、シャッター速度を遅くすればそれだけ光を取り込む時間が長くなるので明るくなる反面、その間にカメラを動かしてしまったりすると手ブレが発生して全体がボケた写真になってしまいます。

他にもシャッター速度を遅くして動き回る子どもたちを撮影すると、残像が残る写り方になってしまったりしますね。

ISO感度はカメラのセンサーが受け取った光を増幅させる度合いで、暗い場所でもISO感度を上げれば光の量を増幅させて明るい写真にすることができます。
でもこれも無理やり光の量を上げているので、ザラザラした写り(解像度が粗いといった方が伝わるかな)になってしまうのでISO感度を上げすぎるときれいな写真に仕上がりません。

状況次第ですが、基本的にはできるだけシャッター速度は早く、ISO感度は低く撮影すると手ブレなくきれいな写真に仕上げることができます。

でも、F値が F1.8 の SEL50F18 ならそもそも明るい写真が撮れるので、シャッター速度を遅くしたり、ISO感度を上げなくても明るい写真を撮ることができるので、化石についた細かい亀裂や小さな穴などまでしっかり写ったきれいな写真が撮れますよ。

1/100 秒 F1.8 ISO125 50mm

暗い場所の極端な例ですが、屋外で夜という真っ暗なイルミネーション会場でも写真が撮れるし、曇った日の室内なんかでも明るいレンズは活躍します。カメラ界隈では「明るさは正義」なんて言ったりするくらいレンズの明るさは重要なので、SEL50F18 の F1.8 というF値はかなり使いやすくなっています。

逆に晴れた日の屋外だと明るすぎて白飛びしてしまうので、そういった場合は逆にシャッター速度を早めて撮影するといいですね。

初めての単焦点レンズには SEL50F18 がおすすめ

SONY E 50mm F1.8 OSS (SEL50F18) は値段も手頃でボケ感のある写真が手軽に楽しめるレンズ。
キットレンズとはまた違った写真が撮れるし、単焦点レンズの世界はとっても楽しいので、キットレンズを使っている人は次へのステップアップとしてぜひ試してみてくださいね!

ソニー(SONY)
¥32,818 (2024/04/24 23:08時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次