今年に入ってやたらとAIの話が出てくるようになりましたが、そんなAIブームをひっぱっていっているのが Open AI 社の作ったChatGPT 。
話しかければまるで人間みたいに自然な言葉で回答を返してくれるので、勉強でも仕事でも、ありとあらゆる場面でものすごい役に立つツールになっています。
「そんな Chat GPT を使ってプログラミングをしてみるっていうのも面白そう!」
と思いつつ、一応エンジニアの端くれなので流行りに乗り遅れたらこの先、生きていけないんじゃないか?
とビクビクしているところもあったので、この機会にしっかり手を動かしながら勉強することにしました!
- ChatGPTを使ったプログラミングの雰囲気を感じてみたい!
- 流行りに乗ってAIに詳しくなりたい!
- Python勉強のついでにChatGPTも勉強したい!
こんにちは、3姉妹の父のくじら(@kujira_525)です!
子育てにはとってもお金がかかるので、もっとたくさん稼いで稼いで稼ぎまくるために、いろいろ勉強しています。
ChatGPTのアプリ作成についてはこの本で勉強したよ
AmazonでChatGPTに関する本を探すと、Kindle本も含めて結構たくさんひっかかります。
でも、その多くは普通にChatGPTを使うことを前提にしていて、だいたいは以下のような内容になっています。
- プロンプトをどんな風に書いたらいいか
- どんな場面でChatGPTが使えるか
でも、最近は機械学習/AIの勉強をしていて、Pythonも基本的な文法なら書けるようになってきたので、Chat GPT の API を使ってプログラミングするような感じのが欲しいなと思っていました。
で、今回購入したのがこちらの『生成AI・ChatGPTでPythonプログラミング アウトプットを10倍にする!GPT4&GPT3.5対応』という本。
普段はKindle 版を買うのだけれど、まだこちらの本はKndle化されてなかったので久しぶりにリアル本で勉強です。
400ページ近くあるからそこそこの厚みがあるけれど、リアル本はリアル本で進み具合とかわかりやすいからいいよね!
『生成AI・ChatGPTでPythonプログラミング アウトプットを10倍にする!GPT4&GPT3.5対応』のおすすめポイントはここ!
ざっくりこの本に書かれていることをまとめるとこんな感じ。
- 直近の生成AIブームで出てきたAIの紹介
- ChatGPTの普通の使い方+注意点+プロンプトの書き方
- Python スクリプトを使って ChatGPT APIを使う
- Flask で Webサーバー立てて ChatGPT APIを使う
- LINE Bot アプリを作って ChatGPT API を使う
- アプリ作成に ChatGPT を活用する方法 (アプリ案出させたり、仕様書作らせたり、コード書かせたり etc…)
- ChatGPT 以外の LLM を使ってみる (LLaMA, Rinna)
- 駆動系AIをさわってみる (Auto-GPT, AgentGPT etc…)
- ChatGPTを使ってファインチューニングしてみる
- ChatGPT の Function Calling を使って ToDo アプリ作成
“ChatGPT とは” の章はやっぱり大事で、最初にあってよかった
いきなりアプリ作成に入るのかなと思っていたら、直近の業界動向を軽く説明した後に ChatGPT の使い方から説明が始まります。
実際この後アプリを作ったりするんだけれど、結局アプリもChatGPTにプロンプトを投げているだけなので ChatGPT 自体をしっかり理解していないと使いこなせません。
僕も今まではなんとなくChatGPTを使っていただけの人なので、この辺の解説はやっぱり必要だなー、あってよかったなーと思いました。
アプリ作成は一部手直しが必要
アプリ作成のところは ChatGPT の API を叩くだけなのでそんなに難しいことはないです。
というか、プロンプトの送り方はずっと同じです。
でも ChatGPT側の変化が早すぎるので、手順はそのままだとうまくいかないところもあったりします。
こればっかりは進化のスピードが早すぎる分野であること、書籍はそもそもタイムラグが出やすい形態なので、この本に限った話ではないので仕方ないと割り切って、うまくいかないところは自分で調べていきましょ!
本のあとがきで筆者の方も言っていましたが、『入稿しようとしたら機能がなくなったり、すげー新機能が出てきたりで参りました。。。』とのことだったので、相当大変だったんでしょうね
アプリ作成は ChatGPT 以外の勉強にもなる
個人的には機械学習をメインに勉強してきているので Flask で Web アプリを作った経験がなかったのですが、Web アプリや LINE ボットの作成も含まれているので、とてもいい勉強になりました。
特に LINE ボットの方は Bot を動かす Web サーバーが必要で、各自で用意する形になっています。
本では VPS でサーバー立てる方法を解説していましたが、僕は Azure の無償枠がたまたま残っていたので Azure App Services という PaaS を使って作ったりしてみました。(App Service 自体、今回初めてさわりました)
Azure だと Azure Functions や Bot Service を使ってもできたんじゃないかなーと思うのですが、ChatGPTから派生してどんなシステムで動かせるのか考えたりするのはとっても楽しかったし、いい刺激になりました。
『生成AI・ChatGPTでPythonプログラミング アウトプットを10倍にする!GPT4&GPT3.5対応』が向いているのはこんな人
最後に『生成AI・ChatGPTでPythonプログラミング アウトプットを10倍にする!GPT4&GPT3.5対応』はどんな人に向いているかをまとめておきます。
- Chat GPT 自体について、API や用意されているモデル、プロンプトの書き方のコツなどを体系だって勉強したい
- Chat GPT をはじめ、生成AIを使ったアプリの作り方やコツを知りたい
- アプリ開発で Chat GPT を活用する方法を知りたい
Chat GPT 自体について、API や用意されているモデル、プロンプトの書き方のコツなどを体系だって勉強したい
上でも書いた通り、「Chat GPT とは…」から書かれた書籍であり、APIの使用方法はもちろん、プロンプトエンジニアリング、ファインチューニングや Function Colling についても学べるので Chat GPT 自体を理解する目的でも活用できる書籍なので、僕みたいに Chat GPT はなんとなく使ったことあるけど細かい話は知らないよという人にもおすすめできます。
タイトルのとおり、サンプルで使用しているのは Python であり、一部 Web サーバー立てルパートでは Flask や HTML/CSS/JavaScript 、Chat GPT + DB のパートでは SQL を使うので、これらの基礎的な知識はあったほうが読みやすいかなと思います。
僕も Flask は初めて触ったのですが、Chat GPT にこのコードって何?と聞けば簡潔に教えてくれるので、ほとんど触ったこと無いなぁという方でも大丈夫です。
Chat GPT をはじめ、生成AIを使ったアプリの作り方やコツを知りたい
Chat GPT がメインの書籍ではありますが、途中で画像生成 AI である DALL・E 3 や Stable Diffusion の話も出てくるし、LLM の LLaMA や rinna を使ってプロンプトを実行してみる手順も含まれているので、Chat GPT 以外の生成AIについても学ぶことができます。
もちろん、これらについては本当に触りの部分だけなので細かいところは個別に学習する必要がありますが、手広く触ってみることができるので触りとしては十分じゃないかなと思います。
アプリ開発で Chat GPT を活用する方法を知りたい
この本の4章ではアプリ開発という一連のプロジェクトの中で Chat GPT を活用できる場面やその方法について解説されています。
僕自身は本業でアプリ開発をしているわけではないのでさらっと済ませてしまいましたが、アプリ案を出す、仕様書を作成する、コードを書く、テストケースを作成するなど、アプリ開発の中で Chat GPT を活用できるところがたくさんあるよ、こんな風にやるといいよというのが書かれています。
1章まるまる費やしてこういった使い方をまとめてくれているので、アプリ開発者の方にもおすすめできるのではないかなと思います。
まとめ : Chat GPT でアプリを作ってみたい人はとりあえず読んでみよう
とにかく生成AIは変化の早い世界なので、キャッチアップが早いに越したことはありません。
この本もほんの4ヶ月前に出版されたとっても新しいものですが最新のライブラリ等では使い方が少し変わっていたりするところもあるので調べながらやることにはなるかもしれませんが、基本となる使い方に違いはないので全く役に立たないなんてことはもちろんないです。
というか、Chat GPT の使い方を網羅的に、かつアプリ開発の目線でまとめている書籍は少ないので、Chat GPT を使ったアプリ開発に興味がある人はとりあえず読んでみるのがいいのではないかなと思います。
ちなみに、近しい書籍として以下の本もあります。
内容的には↑の本と大きな違いはありませんが、こちらは LINE ボットではなく Slack アプリの開発を中心にした解説になっていたり、LangChain の解説が厚めなので、Slack アプリ作りたい人はこちらもおすすめです。
ChatGPT / AI の勉強をするなら Kindle Unlimited の読み放題がおすすめ
Amazon が提供しているKindle Unlimitedという書籍の読み放題サービスなら、Chat GPT や AI に関する書籍もたくさんラインナップがあります。
なにか新しいことを勉強しようとすると、「どんな本を読んだらいいのかな?」「どの本がいいんだろう?」と書籍選びに悩んでしまったり、「本を買ってみたはいいけれどちょっとイメージと違ったなぁ」「こっちじゃなくてあっちの分野の勉強がしたいぞ」なんてこともザラにあります。
特に参考書は値段も3000円くらいすることが多いので、なるべくハズレを引きたくないですよね。
そんな本選びの失敗を避ける方法として、僕は Kindle Unlimited が結構いいなぁと思っています。
- 何冊読んでもたったの月額980円
- スマホ、タブレット、PCで読めるので場所を選ばないしかさばらない
- 蔵書は200万冊以上
- 読み放題だから、読みたいところだけ読んで次にいけるのでタイパもコスパもいい
例えば AI の勉強をしたいとなったら、どんな本を読みたいですか?
ざっと思いつくのはこのあたりのジャンルの本です。
- 最近の AI ブームや今後の展望を知るための本
- ディープラーニングや機械学習についての本
- Python や機械学習関連ライブラリについての本
- SQL や DB についての本
- アプリ開発の本 etc…
でもこれらの本を全部買って読もうとしたら1万円は余裕で超えてしまいます。
しかも、買って読むとなるとどうしても全部読みきりたくなるんですが、興味の無い内容も含まれていたりして頑張って読もうとすると時間を無駄にするかもしれません。
でも、Kindle Unlimited は読み放題サービスなので、適当に読みたそうな内容の本をみつくろって必要なところだけパパっと読んで終わりにしてもいいし、Kindle 本(電子書籍) なので持ち運びや保管場所を気にする必要もなし。スマホやタブレット、PCでどこでも読めちゃいます。
それでいて月額 980 円という本1冊分以下の価格設定なのですが、初月無料や2ヶ月で99円 (たまに3ヶ月の時もある) のキャンペーンが常時開催されているので、お試しで使ってみるのは全然ありです。
解約もぽちぽちっとやるだけで簡単なので、読みたい本が Kindle Unlimited の対象になっているなら、とりあえず軽い気持ちで1,2ヶ月だけ利用してみると、リーズナブルにたくさん勉強できますよ。
僕が新しい分野を勉強するときは最初にKindle Unlimitedで何冊か選んで流し読みして、概要をおさえるようにしてます!
ちょっと読んでみて「あんまりおもしろい分野じゃないなー」って思うことも多いからかなり重宝してます
\ Kindle Unlimited は初月無料 or 2ヶ月99円のキャンペーンをやってるよ /